薪ストーブのオフシーズンになったので、アウトドアで役立つ情報を発信していきたいと思います。
今回はバーベキューコンロの使い方について解説します。
2~3人用の一般的なバーベキューコンロを使ってみました。燃料は木炭を使います。
BBQ料理をする為の火起こし方法や火力調整の仕方等についてお伝えします。
・炭の火加減調整
・バーベキューコンロの温度確認方法
・BBQ・火起こしの注意点
バーベキューコンロの火起こし方法
バーベキューコンロの火起こし方法について解説していきます。
【準備物】
バーベキューコンロ、着火剤、木炭(1人前:約1kg目安)、うちわ、火ばさみ、
チャッカマン、軍手(耐熱グローブ)
まずは上記の物を準備しておきます。
バーベキューコンロの火床には穴が開いていますが、この穴から流れる空気を利用して炭を上手く燃やします。
着火剤を使用
最初に着火剤を準備します。着火剤は固形の物やジェル状の物がございます。
今回はいろんな着火剤を使用してみました。おがくずで作られた着火剤です。↓
こちらの着火剤は燃焼時間が10分程あるので火起こしが失敗しにくくて良いですね。↓
火床全体に着火剤を並べます。
ジェル状の着火剤はこのような物がございます。火を付けた後に着火剤を追加するのは危険なので辞めましょう。
炭を入れていく
炭にもいろんな種類がありますが、火持ちの良い「オガ備長炭」を使用しました。
細い炭や小さい炭を着火剤の上に置きます。大きい炭しか持っていない場合は、大きい炭を砕いて小さくしましょう。
チャッカマンで着火剤に火を付けます。
次に少し大き目の炭を山なりになるように追加していきます。空気が流れるように隙間を作りながら置いていきます。
炎が大きくなってきたら炎が落ち着くまで眺めておきます。※炎が上がっている時にうちわで扇ぐのは危険です。
炎が落ち着いたらうちわで扇ぎます。
炎が大きくなったらうちわで扇ぐのをストップし、炎が小さくなったらうちわで扇ぐのを繰り返していきます。15分から20分程かかります。
火の粉等が飛び散る事もあるので安全には注意しましょう。
炭を熾きの状態にする
炭の裏側が白くなったら炭を裏返します。
新たに炭を追加します。炭を混ぜながら火床全体に炭を敷いていきます。
炎が弱くなったらうちわで扇ぎ、炎が強くなったら扇ぐのをストップするのを繰り返します。
灰が赤く熾きの状態になってきました。この熾きの状態が熱の温度が一番高い時です。
炭が全体的に白くなってきたので料理に移っても大丈夫そうです。
炭の温度確認方法
道具を使わない簡単な温度確認方法をお伝えします。
やり方は物凄くシンプルです。網から15cm~20cmの所に手をかざすだけです!
熱さに何秒耐えられるかで大まかな温度が把握できます。
炭の量や置き方等で温度は変化するので、手で確かめる場合は大まかな目安です。
正確に温度を図りたい方は温度計を使用しましょう。
↓こちらは550度まで測ることができます。
こちらの温度計は薪ストーブの温度管理にも使えるので、薪ストーブユーザーは1台持っておくと便利です。
炭の火加減調整
私が購入したバーベキューコンロは火加減を調整できるような機能はございません。
料理の際は火加減が重要かと思います。バーベキューコンロの火加減の方法をお伝えします。
炭が白色になって料理ができる状態になったら、このように炭を置きます。↓
炭を山積みにした部分は強火になります。肉や野菜などの具材が焼けて弱火で網の上に置いておきたい場合には、炭を少なくした部分に置きます。
油汚れの掃除を楽にしたい時には油受けがあると便利です。
油受けは写真のように一番端に置いたり、火床の中央に置いたり、好みの火加減によって置き方と炭の量を調整しましょう。
BBQ・火起こしの注意点
BBQ・火起こしの注意点を挙げていきます。
炭の湿気に注意
うちわで頑張って扇いでも火が付かない場合は、湿気で炭の水分が多くなっている可能性があります。
炭の水分量が多いと火が付きませんので、事前に乾燥させましょう。
乾いている炭を最初に使い、その熱で乾いていない炭を乾燥させる方法もございます。
炭の遠赤外線を利用して料理する
BBQをしている方の中には炎で具材を炙ってしまう方がおりますが、料理は炎が落ち着いている時に行います。
直接火に食材を当てると焦げてしまいます。具材の内部までしっかりと焼く事ができません。
熾きになった炭は遠赤外線を放出します。
遠赤外線を利用した料理は、ガスを使った料理よりも美味しさが増します。
炭に風を送る時は安全に注意
炭に風を送る時はうちわを使いましょう。直接息を吹きかけるのは危険です。
火の粉等が舞う場合もあるので周辺に可燃物や汚したくない物を置かないようにしましょう。
紙類等を入れてしまうと細かい火の粉等が舞ってしまうので、燃料以外のゴミは燃やさないようにしましょう。
バーベキューコンロの火起こし方法・炭の火加減調整まとめ
火起こしは炭を熾きの状態にして赤から白くさせていくことが重要でした。
火が付いていると料理をしても良さそうなイメージですが、網を使う場合には具材が焦げてしまいます。
具材は直火ではなく、炭の遠赤外線を利用して美味しく焼きましょう。
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