皆さんはスウェーデントーチ(スウェーディッシュトーチ)をご存知でしょうか?
今回は、アウトドアやキャンプで楽しめるスウェーデントーチについてお話しします。
・スウェーデントーチの作り方
・スウェーデントーチの使い方
・スウェーデントーチで料理
スウェーデントーチとは
スウェーデントーチ(スウェーディッシュトーチ)は丸太でできたスウェーデンの松明のことを言います。
スウェーデントーチは丸太に切り込みが入っています。
丸太一個だけで手軽にキャンプファイヤーのように楽しめます。
スウェーデンと言えば日本では「魔女の宅急便」の舞台で有名でしょうか?
↓こちらは魔女の宅急便に出てくるストックホルム大聖堂です。
こちらは私がスウェーデン ヨーテボリの自然公園に行った時の写真です。
自然豊かな場所ですね。
スウェーデントーチは北欧の方々が暖を取るのに使用していたとの事です。
スウェーデントーチの作り方
スウェーデントーチは針葉樹を使用すると燃えやすいです。
広葉樹と比べて針葉樹はすぐ燃えて高温になりやすい性質を持っています。
個人的にはスウェーデントーチには杉の木がオススメです。
・丸太状態の針葉樹(乾燥済み)
・チェーンソー
水分量が多いと燃えてくれません。伐採からスタートする場合は1年半~2年ほど乾燥させます。
ビニールハウスを利用できれば乾燥時間を短くする事ができます。
乾燥させた丸太を用意します。
チェーンソーで丸太に切り込みを入れますが、空気を流すための切り込みです。
切り込みは短すぎてはダメです。2/3ぐらいの長さに切り込みを入れます。
写真は四等分ですが、六等分に切り込みを入れると燃えが良くなります。
スウェーデントーチの使い方
スウェーデントーチの火の付け方について説明します。
スウェーデントーチ、着火剤3個、チャッカマン、水の入ったバケツ
まずは上記の物を用意します。
ウッドデッキの上で行う際は、不燃の容器を準備しましょう。
木の状態によっては着火剤は1個でも付きますが、失敗した時の為に3個ぐらい持っていると安心です。
着火剤はこちらがオススメです。6~8分ぐらい火が付くので、トーチに火が移りやすいです。
そして切り込みに着火剤を挟むことができるので良いですね。
着火剤を切り込みに挟み、火を付けます。
基本的には着火剤の火がトーチに移るまで放置していて大丈夫です。
燃え移った火が消えそうな時は思いっきりうちわで扇ぐと再び炎が上がります。
※状況によって変化します。
うちわで思いっきり扇いでも火が付かない時はもう一度着火剤を使いましょう。
写真は長さ40cmぐらいのスウェーデントーチですが、45分~1時間15分程燃えます。
風の強い日は炎が強く出ますので注意しましょう。
スウェーデントーチで料理
スウェーデントーチでは料理も楽しむ事ができます。
着火剤が燃えている状態だと料理が黒くなってしまうので、着火剤の火が確実にトーチに移ったら料理開始です。
どんな料理ができるか少し紹介します。
マシュマロ
キャンプ用の串を用意しましょう。
長さが短いと手元が熱いので、この串が便利です。なんと長さ調整ができるのです。
ちょっと茶色になったら食べ頃です。
こちらもマシュマロを使った料理です。マシュマロにフルーツをのせています。
ほんの少し溶けたら完成です。
長時間置いて置くとマシュマロが溶けて無くなってしまいます。↓
このフライパンはスキレットと言います。キャンプや薪ストーブを使う際にあると便利です。
じゃがバター
ジャガイモとバターを用意てじゃがバターを作りました。
スキレットにアルミホイルをかぶせて焼きます。
ブロッコリーやチーズを入れるのも良いですね。
ソーセージ
ソーセージを串に差してシンプルに焼きます。
アヒージョ
こちらはスペインの料理です。
パンに付けて食べること美味しいです。
なかなか沸騰しない時はスキレットのフタを用意しておきましょう。
スウェーデントーチを楽しむには
スウェーデントーチを作るには、チェーンソーが必要です。
作るのが面倒な方は購入した方が良いです。
キャンプ場等に持ち込んで楽しみましょう。
キャンプは面倒だけど、もっと気軽に楽しみたい方に朗報です。
那須高原にあるフィンランドの森「妖精カフェ」では、準備物不要で気軽にスウェーデントーチが楽しめます。
スウェーデントーチ自体の販売も行っています。
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