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薪ストーブのDIYは危険! 煙突工事でDIYをおすすめしない理由

DIYは危険です!!

薪ストーブを導入するには設置工事が必要です。薪ストーブの設置工事で重要な物は「煙突」になります。

間違った取り付け方をしてしまうと火事になってしまうこともあり、大変危険です。

DIYで安く済ませようと思っても火事になってしまえば意味はありません。

今回は、なぜ薪ストーブ設置のDIYは危険なのか解説していきます。

※DIYは「Do It Yourself」の略で「自分自身で行う」という意味です。

DIYを検討されている方はこのページを読んでDIYで大丈夫か再度検討してみましょう。

✔記事の内容
・薪ストーブ設置のDIYをおすすめしない方の条件
・DIYをおすすめしない理由
・薪ストーブ設置をDIYしたい場合について

薪ストーブ設置のDIYをおすすめしない人

薪ストーブと建築施工の知識・経験があればご自身でも設置することはできます。

薪ストーブのシングル煙突

しかし、下記の条件に当てはまる方はDIYが事故に繋がる恐れがあるのでおすすめしません。

薪ストーブ設置のDIYをおすすめしない人
・シングル煙突と断熱二重煙突の違い、煙突の正しい設置方法を知らない方。
・建築基準法に基づいた設置方法が分からない方。
・使用する薪ストーブの必要なドラフトの強さを知らない方。
・DIYでの設置前・設置後に薪ストーブ専門店の指導を受けられない方。

この条件に当てはまる方はDIYで薪ストーブ設置をしない方がいいでしょう。

工務店に設置を頼んでも、薪ストーブの知識が無い工務店で危ない場合も過去にありました。

薪ストーブの設置は専門知識が必要です。上記で書いた条件を解説していきます。

煙突の設置について

薪ストーブ設置では、シングル煙突と断熱二重煙突を使用します。

そして、スライド煙突も使用しないと設置後のメンテナンスで困ることになります。

シングル煙突と断熱二重煙突の違いはこちら↓

壁の貫通部分にシングル煙突を使用して、壁が焼け焦げてしまった方もおります。

全てシングル煙突で設置をしてドラフトが弱くなり、使用する度に部屋に煙が逆流してしまう方もいました。

煙突は薪ストーブ本体と同じくらい重要な物です。煙突の性能や設置方法を理解せずに設置すると、薪ストーブが上手く機能しなかったり、火災を起こしてしまったりする可能性があります。

その為、煙突についての知識が無い方のDIYはおすすめいたしません。

シングル煙突と断熱二重煙突は、ドラフトの強さも考慮して本数が決まります。

建築基準法に基づいた設置について

薪ストーブを設置するには、建築基準法に基づいた設置が不可欠です。

建築基準法では、薪ストーブ本体・煙突の離隔距離等の基準が定められています。

薪ストーブのDIY煙突設置

建物の構造・素材によって、炉台&炉壁も必要になります。
国土交通省告示225号は「準不燃材料でした内装の仕上げに準ずる仕上げ」について定められています。

薪ストーブの炉台&炉壁設置工事

炉台&炉壁も素材や空気層の隙間も考慮して設置します。
低温炭化を防止する為、250mmの隙間を壁と炉壁の間に設けています。

薪ストーブの炉台&炉壁設置工事

炉壁が熱くなっても空気層がある事で家の壁に熱を伝えない働きをします。

長い時間熱が木材に当たり続けることで木材の水分が徐々に蒸発します。通常であれば400度ぐらいでしか発火しない木材が、100~150度ぐらいの低い温度でも発火してしまう状態の事を低温炭化と言います。

ドラフトの強さについて

薪ストーブは上昇気流(ドラフト)の力を利用することで機能します。

薪ストーブの煙排気

壁出しで煙突を設置する場合はドラフトが弱くなってしまうので、屋根出しで煙突を取り付ける時より必要な煙突の本数は多くなります。

煙突を長くするとドラフトは強くなります。

壁出し&屋根出しの煙突設置についてはこちら↓

そして、薪ストーブの機種によって必要なドラフトの強さは異なります。

通常は薪ストーブの天板から4mの長さの煙突が必要と言われています。

機種によっては煙突が9m必要な薪ストーブもあります。

設置状況や機種によって必要なドラフトの強さは異なるので、ドラフトの強さを把握していない方が設置すると薪ストーブが機能してくれない可能性があります。

その為、必要なドラフトの強さを知らない方は薪ストーブのDIYをおすすめしていません。

薪ストーブ専門店の指導について

お店によっては薪ストーブの設置について指導をしてくれる専門店もございます。

指導には別途料金がかかる場合もありますが、安全の為にはプロの指導を受けましょう。

薪ストーブの煙突設置DIY

工務店でも薪ストーブ専門店から指導をしてもらうことは多々あります。

薪ストーブと建築の知識が無い方で、DIYでの設置前・設置後にプロの指導を受けられない場合は危険ですのでDIYは辞めましょう。

薪ストーブの設置工事は屋根の上に登りますので、高所恐怖症で落っこちるのが怖い方もDIYはおすすめしません。

薪ストーブ設置のDIYをしたい場合は

上記でも書いたように、お店によっては設置の指導をしてくれます。

設置前・設置後にプロに確認してもらいましょう。どんな部材が必要で、どのように設置するかを教えてもらえます。

万が一途中でDIYが困難になったら専門店にその後の作業を頼むこともできます。
※別途費用は発生します。

DIYで設置工事が終わった後もプロに点検してもらえば安心して薪ストーブを使用できますね。

一人で設置しようとして火事になっては大変ですので、一度プロに相談しに行きましょう。

薪ストーブのご相談は

薪ストーブ博物館ではDIYでの設置の相談も可能です。

上記でお伝えしたように、薪ストーブの設置は専門業者に任せた方が安心です。

薪ストーブに関する事は薪ストーブ専門店に相談しましょう。