薪ストーブって何が良いの?
薪ストーブの購入で迷っている方に、薪ストーブのメリットについてお伝えします。
薪ストーブのデメリットについては前回解説しました。↓
薪ストーブのデメリットについて知っておくと薪ストーブを使用する上で役立つと思うので、こちらも参考になれば幸いです。
薪ストーブは全部手動のアナログな暖房器具で不便な点も多々ありますが、それを上回る良さがあります。
このページでは薪ストーブの魅力をお伝えします。
薪ストーブのメリット
薪ストーブのメリットを挙げてみます。
・環境に良いエコなストーブ。
・体の芯から暖まる遠赤外線の暖房能力。
・炎を見て心が癒される。
・料理や加湿が取れる。
・不要な薪の処分ができる。
・インテリアとしてもオシャレ
・全て手動でスローライフを楽しめる。
・停電時にも使用できる。
大まかに考えると薪ストーブのメリットはこのような事が考えられます。
下記で詳しく説明していきます。
薪ストーブは何でエコなの?
薪ストーブは、名前の通り薪を燃料としたエコな暖房器具です。
薪を燃やして二酸化炭素が出るのに何でエコなの?
それは、カーボンニュートラルという考え方に答えがあります。
木は二酸化炭素を吸って成長する。
↓
成長がストップし、二酸化炭素を吸収しなくなる。
↓
成長がストップした木を切り、ストーブの燃料とする。
↓
燃焼時に薪が二酸化炭素を排出。
その二酸化炭素は成長過程で吸収した量と同じ。
「木の成長時に吸収した二酸化炭素の量」=「燃料時に排出する二酸化炭素の量」
薪を燃やしても二酸化炭素の量は変化しないという考えをカーボンニュートラルと言います。
その為薪ストーブはエコであると言われています。
ちなみに木が腐る時には二酸化炭素を放出します。
その為、薪が燃えた時に出る二酸化炭素の量と薪が腐る時に出る二酸化炭素の量は同じになります。
暖房能力が高い
昔の薪ストーブは、暖かい熱が煙突に引っ張られてしまい、部屋全体を暖める事は難しかったです。
しかし、近年販売されている薪ストーブは本体に熱を蓄えておく事ができます。
※機種によります。
薪ストーブは遠赤外線を放出して体の芯から暖まる事ができます。
機種や設置方法、建物の構造によっては部屋全体が暖まります。
炎を見て心が癒される
薪ストーブの醍醐味はユラユラと揺れる炎を見る事ができる事ですね。
早稲田大学の宮崎教授曰く「薪ストーブの炎を見ることで心をリフレッシュする事ができる」との事です。
常に物事考えていると脳が疲れ切ってしまいます。
そこで薪ストーブの炎を見つめると脳をリフレッシュさせる事ができます。
「1/fのゆらぎ」と言われる炎の揺らぎにリフレッシュ効果があると言われています。
炎を眺めて時間を忘れるぐらいのんびりするのが良いですね。
料理や加湿が取れる
薪ストーブの天板や炉内で料理を楽しむ事ができます。
天板が熱くなりにくい薪ストーブもあるので、購入前に天板で料理が可能な機種かどうか確認しましょう。
炉内での料理はクッキングスタンドが入れば可能です。
天板が熱くなりにくい薪ストーブは、鍋やポッドを保温するのに適しています。
天板が熱くなりにくい薪ストーブは、鍋やポッドを保温するのに適しています。
不要な薪の処分ができる。
薪ストーブは薪を燃料とするので、不要な木がある場合は処分ができます。
薪ストーブは使用していけない薪もあるので注意は必要です。
接着剤等の化学物質が付いているベニヤ板は燃してはいけません。
廃材等で釘が付いている木を使うと、薪ストーブを痛めてしまいます。
針葉樹を使うと壊してしまう機種があります。
針葉樹をたくさん使いたい方は、針葉樹を使用してもOKな機種を選びましょう。
例えばこちらの薪ストーブは針葉樹を使ってもOKな機種です。
クアドラファイアの「エクスプローラーⅢ」という機種です。
薪ストーブに使用する薪は、含水率も重要です。
薪燃料についての解説はこちら↓
広葉樹と針葉樹の薪燃料としての特徴は?針葉樹は薪ストーブに使用してOKなの?
インテリアとしてもオシャレ
薪ストーブはクラシックなタイプの物からモダンなデザインの物まで様々です。
ご自宅だけではなく、レストランやカフェにも薪ストーブがあるとオシャレになりますね。
鋳物製の薪ストーブは凝った模様が入っている物が多いです。
全て手動でスローライフを楽しめる
薪ストーブは着火から火の調整まで全て手動で行います。
火を付けるのも楽しみの一つです。
人によっては薪作りも運動になって良いという方もいらっしゃいます。
アナログな暖房器具ですので、忙しい現代社会から一休みしたい時に最適です。
薪ストーブは手間暇かけて使う物ですので、愛着も湧いてきます。
ユラユラと揺れる炎を見ながらのんびりした時間・空間を楽しむ事ができます。
停電時にも使用できる
薪ストーブは電気を使用しないので、停電時にも使用できます!
停電時にも暖と灯りを取ることができます。
そして機種によっては料理もできるので、停電時には強い暖房器具です。
薪ストーブの相談は
きちんとメンテナンスをすれば生涯使える物です。
長期間使用できるように薪ストーブはライフスタイルに合った機種を選びましょう。
そして熱効率が良い場所に設置しましょう。
設置場所についてはこちら↓
薪ストーブの設置場所はどこがいいの? 空気の流れを考えよう
薪ストーブは機種の性能、煙突、建物の構造、薪ストーブに求める物等を考慮しなくてはいけません。
薪ストーブについて疑問や不安がある時は薪ストーブ専門店に相談する事をオススメします。
薪ストーブの導入で失敗しないようプロに話を聞いて、薪ストーブを導入した際のイメージができるようにしましょう。