薪ストーブが錆びて劣化しないか心配…
薪ストーブは鉄製なので、錆びは生じてしまいます。
錆を放置しているとパーツが取り外せなくなったり、本体の劣化が進んでしまいます。
できるだけ錆びないように注意し、錆びてしまったらメンテナンスをして使用しましょう。
今回も薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんにご協力していただきました。
・錆びの防ぎ方・落とし方
・錆が気になる方へオススメの薪ストーブ
薪ストーブが錆びる時
薪ストーブに水分をこぼしてしまうと錆びてしまいます。
天板の上に加湿の為のポットを置いておきました。
↓このように錆びてしまいました。
水をこぼしたら乾いた布で拭きましょう。
薪ストーブの天板に鍋を置いて料理をする時は、特に注意が必要です。
こちらは料理を頻繁にこぼして錆びてしまった様子です。
料理に含まれる塩分が錆の発生を促進させてしまいます。
薪ストーブの上のポットがすぐ沸騰してしまう時、水の吹きこぼれを防ぐにはこちらが便利です。
↓トリベット(鍋敷き)と言います。
これを敷いて弱火でポットを温めることができます。急な沸騰を防ぐことができます。
↓こちらのトリベットは私も薪ストーブで使用しています。
天板にどうしても錆びを付けたくない場合は、ポットや鍋の使用を控えましょう。
薪ストーブの錆びを完璧に防ぐことは難しいです。薪ストーブ本体とポット等が擦れると僅かに塗装が剥がれて、そこから錆びが生じてしまいます。
錆びの防ぎ方
オリーブオイル等の植物性無塩油を薪ストーブ本体に塗ると錆びにくくなります。
オイルを塗る際は、薪ストーブがまだ熱をも持っている時に、布を使って薄く塗り込みます。
※薪ストーブが熱過ぎる時はNGです。人肌ぐらいの温度です。
オフシーズンで湿気の多い時は錆びやすいので、手入れをしてあげましょう。
錆びの落とし方
錆びの落とし方を説明します。
※こちらの方法はホーローの薪ストーブには行わないでください。
↓このようなホーローの薪ストーブで紹介する錆び落としをすると、塗装が剥げてボロボロになってしまいます。
↓ホーローではないこのような薪ストーブで行ってください。
金ブラシ(ワイヤーブラシ)、乾いた布、耐熱スプレー
薪ストーブの錆びた部分を金ブラシで擦ります。
↓細かい部分はこのようなワイヤーブラシが便利です。
金ブラシで擦ったら乾いた布で拭きます。
耐熱スプレーは薪ストーブによって各メーカー種類がございます。
ご使用している薪ストーブに合った耐熱スプレーを使用しましょう。
ブラックスプレー(ダッチウエスト社製ストーブ用) 耐熱スプレー 耐熱温度600度 クラシックブラック用 TP86
耐熱スプレーを吹きかけて乾かしたら完了です。
錆が気になる方へオススメの薪ストーブ
ホーローの薪ストーブはコーティングされているので本体が錆びにくいです。
↓こちらの薪ストーブはアンヴィクタ社の「モデナ」という機種です。
黄色でオシャレですね。洋風なデザインの建物に似合いそうです。
↓こちらはバーモントキャスティングスの「アンコール」という薪ストーブです。
薪ストーブの定番品ですね。ホーローで高級感があります。
薪ストーブのご相談は…
薪ストーブを安全に、長期的に楽しむには、定期的にメンテナンスをしていきましょう。
煙突掃除はご自身でもできますが、薪ストーブ博物館では煙突掃除の際にストーブ本体の点検もしますので、プロに頼むと安心です。
薪ストーブの設置や使用で不安な事がある時は薪ストーブ専門店に相談しましょう。