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薪ストーブの煙突掃除を専門業者に頼んでみた 【費用・やり方】

煙突掃除を業者に依頼

煙突掃除は自分でやるのは面倒だし業者にお願いしたいのだけど…

薪ストーブは火事を防ぎ正しく機能させる為にも、最低でも1年に1回の煙突掃除が必要です。

煙突掃除は頻繁に行わないので自分で行うのは面倒だと思う事がありますよね。

今回は、薪ストーブの煙突掃除を専門業者に頼んだ時の様子をレポートします。

薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんに煙突掃除をご協力していただきました。

✔記事の内容

・2種類の煙突掃除方法について
・煙突掃除の様子をレポート
・煙突掃除の費用について

2種類の煙突掃除

薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんは、栃木県の観光地「那須高原」で営業しています。

薪ストーブ博物館さんでは煙突掃除は2種類あります。

屋根に登って掃除するパターンと屋根に登らず薪ストーブ本体側から掃除をするパターンです。

屋根に登って煙突掃除

屋根出しで薪ストーブを設置した場合、3年に1回は屋根に登って煙突掃除をした方が良いと言われています。屋根出しについて

屋根の上に登ってコーキング材の劣化具合も確認を行います。

薪ストーブ煙突のコーキング材

コーキング材の劣化は薪ストーブの点検で必要です。なぜコーキング材の劣化を確認するかはこちらの記事で解説しています。↓

コーキング材の劣化での雨漏りを防止するために屋根に登って確認します。

薪ストーブ博物館さんに煙突掃除を頼む際は「屋根の上から」と伝えて3年に1回を目途に屋根の上からの掃除を行いましょう。

薪ストーブ本体側からの煙突掃除

屋根の上に登らず薪ストーブ本体側から掃除する方法です。

下からの煙突掃除

薪ストーブ内部からやスライド煙突部分を外して掃除します。

煙突掃除の実際の様子

2種類の煙突掃除を頼んだ際の実際の様子をレポートします。

屋根に登って煙突掃除

薪ストーブ本体側でスライド煙突を上にスライドさせ、煙突掃除用の袋を取り付けます。

室内用煙突掃除の袋

※上記の写真は別な場所で煙突掃除をした時の写真です。

この袋を取り付ける事で汚れが飛び散るのを防ぎます

家にはしごをかけて煙突掃除職人さんが屋根に登っていきます。 高所恐怖症の私なら屋根に登っての作業は怖くてできません。

煙突掃除の屋根登り

煙突トップを外します。こちらの煙突は「チムニーカバー」という設置方法です。

煙突トップを外して掃除

煙突トップの種類についてはこちら

ススやタール等の汚れがたくさん溜まっていました。

薪ストーブ煙突のススやタール

今回使用するロッドとブラシです。繋げて使います。

煙突掃除のロッドとブラシ

掃除用のブラシ&ロッドを煙突に入れていきます。

薪ストーブ煙突掃除業者

ブラシでゴシゴシと煤を落としていきます。

薪ストーブ煙突掃除業者

下に降りてきて外した煙突トップの掃除をします。

薪ストーブ煙突掃除業者

煙突掃除が終わったら再び煙突を元に戻します。

コーキング材等が劣化していないか確認をして屋根の上での作業は終わりです。

屋根から降りたら薪ストーブ本体の確認を行います。

薪ストーブの業者点検

その場で修理できる状態であれば、修理を行います。
※修理代は別途発生します。

パーツの発注が必要な場合等、その場で修理ができない場合は別の日に修理になります。

不具合箇所が分かるのであれば煙突掃除に合わせて事前に修理パーツを発注し、煙突掃除と一緒に修理を頼んだ方が交通費や出張費を節約できます

今回は緩んでいたガスケットを直しました。

薪ストーブガスケットの修理

ガスケットの交換時期や方法はこちらで解説しています。↓

薪ストーブ本体側からの煙突掃除

次に薪ストーブ本体側からの煙突掃除の様子をレポートします。

今回はアンヴィクタ社のモンドールという機種の煙突掃除です。内部パーツの分解が簡単なので、薪ストーブ本体内部からブラシを入れるパターンで行います。

下からの薪ストーブ煙突掃除

最初は汚れないように薪ストーブ本体の掃除をしていきます。

薪ストーブの灰処理

炉内や灰受けに溜まっている灰を掃除します。

薪ストーブの灰処理についてはこちらで詳しく解説しています。↓

バッフルプレートを外してブラシが煙突に通るようにします。薪ストーブのパーツが消耗・不具合がないか確認します。 バッフルプレートとは

薪ストーブバッフルプレート取り外し

汚れが部屋に飛び散らないように薪ストーブにカバーを取り付けます。

薪ストーブ煙突掃除カバー

今回使用するブラシはこちらです。草刈り機についているトリマーロープに似た見た目ですね。

煙突掃除のブラシ

今回は使いませんでしたが、いろんな種類のブラシがありました。

煙突掃除のロッドとブラシ

ブラシとロッドを繋げて薪ストーブ内から煙突に通していきます。
灰専用掃除機も接続されていて、汚れは掃除機に入っていきます。

薪ストーブ煙突掃除

電動ドライバーでゴシゴシと煙突内部を磨いていきます。

薪ストーブ煙突掃除業者

煙突掃除が終わったら、煙突内にカメラを入れて汚れが落ちたか確認します。
こちらが煙突掃除用のカメラです。

煙突掃除のカメラ

モニターで煙突内の様子を見ることができます。内視鏡検査みたいですね。

煙突掃除のモニター

煙突内の汚れが全部落ちて問題無しでした!こちらはカメラで内部を見た様子です。

煙突掃除の様子

煙突掃除の費用

薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんに煙突掃除を頼む場合の費用はこの通りです。
※2020年4月1日 の価格です。

●会員(薪ストーブ博物館で薪ストーブを購入)の方

【屋根の上からの掃除】
28,000円(税別)から(急勾配でない場合)

【薪ストーブ本体側からの掃除】
28,000円(税別)から

●会員でない方

【屋根の上からの掃除】
31,000円(税別)から(急勾配でない場合)

【薪ストーブ本体側からの掃除】
31,000円(税別)から

設置状況や建物の状態、汚れ具合等によって金額は変化します。交通費・出張費が別途発生する場合もあります。

●値段が高くなる場合

・掃除の場所が薪ストーブ博物館(フィンランドの森)から12km以上ある。
薪ストーブ博物館(フィンランドの森)から12km以内での煙突掃除の場合は交通費をいただいておりません。
・ススやタール以外の掃除(鳥の巣除去等)
・1時間以内で作業が終わらない時。
・足場を組まないと作業ができない場合。
・急勾配で作業員が2名必要な場合(2倍の費用がかかります。)
・内部で煙突の脱着ができない時。

他にも状況によって金額が高くなる場合もございます。

煙突掃除を業者に依頼のまとめ

薪ストーブの掃除は自分自身でもできます。

しかし年に数回しか行わないので道具を揃え、屋根に登る危険性を考えると専門業者に頼むと楽ですよね。

そして、薪ストーブ本体の点検もしてくれるのも業者に頼むメリットです。

筆者:カズ
筆者:カズ

自分では気が付かない消耗や欠陥があると事故に繋がるかもしれないので、専門家に見てもらうと安心ですね。

薪ストーブの煙突掃除について気になる方は専門店に連絡してみましょう。

薪ストーブの大まかな知識を付けるにはこのような本が勉強になります。

薪ストーブのメンテナンスについてはこちらでも解説しています。↓