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薪ストーブのガスケットとは? 交換時期・交換方法を解説

ガスケット交換時期・交換方法

皆さんは薪ストーブの「ガスケット」をご存知でしょうか?

「ガスケット」薪ストーブのドアについているロープの事です。

今回は、このガスケットについて解説します。

✔記事の内容
・ガスケットの役割&重要性
・ガスケットの交換時期の確認方法
・ガスケットの交換方法

ガスケットとは

ガスケットは薪ストーブのドアの内側や本体との密着部分にくっついています。

薪ストーブのガスケット

ガスケットが使われている箇所や長さ、太さは薪ストーブの機種によって異なります。

薪ストーブのガスケット

上の写真は薪ストーブのサイドのドア部分です。サイドのドアにもガスケットが使用されています。

ガスケットは薪ストーブの気密性を保つ為のロープです。

ガスケットが劣化していると空気調整が上手くできなくなったり、燃費や熱効率も悪くなったりします。そして、設計したのと異なる空気の流れになるので、消耗品以外の箇所が壊れてしまう事もあります。

ガスケットは消耗品ですので、消耗したら交換しましょう。

1,500円~4,000円ぐらいが相場ですが、高い物だと9,000円ぐらいします。

ガスケットの交換時期・確認方法

ガスケットはどんな状態になったら交換すればいいの?

ガスケットを交換するタイミングについてお伝えします。

ガスケットの交換時期は固まってしまった時、細くなってしまった時、剥がれ落ちてしまった時と言われています。

こちらは高温で使用を続けて固まってしまったガスケットです。交換が必要です。

ガスケットの交換時期

簡単に交換時期が分かる方法をお伝えします。こちらの確認方法は、海外の薪ストーブメーカーで推奨しているやり方です。
まずお札を一枚用意します。

薪ストーブガスケットの交換時期

今回はこちらのガスケットの劣化具合を確認します。

薪ストーブガスケットの交換時期

薪ストーブ本体が確実に冷めている時に行います。シーズンオフに行うと良いですね。

お札を挟みながらドアを閉じます。お札を引っ張って抵抗なく抜けてしまったら交換時期です。

薪ストーブガスケットの交換時期

今回はお札が抜けなかったので交換時期ではなかったです。

ガスケットの交換方法

ガスケットの交換方法をお伝えします。ご自身でもできる作業ですので、やり方を覚えてみましょう。

ガスケット交換の準備物
・ガスケット ・ガスケット用耐熱ボンド ・ワイヤーブラシ ・マイナスドライバー ・ハサミ

ガスケットは燃えない素材でできているのでどんなロープで良い訳ではありません。

そしてガスケットの太さは様々あります。

3/16インチ(4.7mm)、1/4インチ(6.4mm)、5/16インチ(7.9mm)、3/8インチ(9.5mm)、7/16インチ(11.1mm)、5/8インチ(15.9mm)

このような太さのガスケットが多く使われていますね。薪ストーブ機種や箇所によってガスケットの太さは異なります。

太さを間違えるとガスケットが正しく機能しませんので、薪ストーブ本体を購入したお店でどの太さを購入したらいいか聞きましょう。

太過ぎるガスケットを使って、ドアを支えている部分が壊れてしまった事もありました。

今回は、ヨツールのF602旧タイプのガスケット交換をしてみます。

薪ストーブガスケット交換方法

まずは扉を外します。この薪ストーブは上に持ち上げると扉が外れます。

ガスケットを全て剝がします。溝に汚れがあるのでワイヤーブラシで磨きます。

薪ストーブの掃除

ワイヤーブラシは溝の太さに合った物だと掃除しやすいです。

ワイヤーブラシで薪ストーブ掃除

ワイヤーブラシは薪ストーブの錆落としにも使えるので持っておくと便利です。

錆落としについてはこちらで解説しています。↓
薪ストーブの錆びの防ぎ方・落とし方は?手入れ方法を伝授

ワイヤーブラシで磨いた後に古いガスケットボンドのカスが残っていたらマイナスドライバーでカスを削って除きます。

ワイヤーブラシやマイナスドライバーでガスケットを入れる溝の掃除が終わったら「ガスケットセメント」を使います。

薪ストーブ用で耐火のボンドです。

こちらが今回使用する新品のガスケットです。薪ストーブ専門店(フィンランドの森)で販売していた物です。

薪ストーブガスケット交換やり方

溝にガスケットセメントを塗っていきます。多すぎず少なすぎず、3mmぐらいの厚さでセメントを出していきます。

薪ストーブガスケットの塗り方

ガスケットを貼る箇所前面にガスケットセメントを塗っていきます。

薪ストーブガスケットの塗り方

ガスケットロープをくっつけていきます。溝に押し込みます。

薪ストーブガスケットの交換

ガスケットを一周させ余分な部分はハサミで切ります。

薪ストーブガスケット交換

一度薪ストーブ本体にドアを取り付けて扉を閉めます。

この時にはみ出てきた余分なボンドを拭きとります。

薪ストーブガスケット交換

ボンドを乾かす為、一日程放置して完成です‼

薪ストーブのガスケットまとめ

ガスケットは薪ストーブの気密性を保つのに重要なパーツです。

消耗品ですので劣化してきたら交換しましょう。

液体のガスケットボンドもあるのですが、こちらは垂れてこないタイプなので便利ですね。

ガスケットは太さの種類がたくさんあるので、サイズを間違えないように注意しましょう。

薪ストーブを購入した専門店にどのサイズを購入したらいいのか確認しましょう。

薪ストーブ博物館(フィンランドの森)、薪ストーブミュージアムではガスケットの販売をしています。

ガスケットの在庫状況は問い合わせしてみてください。