薪ストーブの導入を考えているけどデメリットや不便な事って…?
今回は、薪ストーブのデメリットについて解説します。
薪ストーブはどういったデメリットがあるのか知ることで、薪ストーブを使用する時に役立つと思います。
「こんなデメリットがあるなら買わなければ良かった…」と後悔しないよう、デメリットについて学びましょう。
薪ストーブのデメリット
薪ストーブのデメリットを挙げてみます。
・本体、設置工事&部材代、修理代が高い。
・定期的なメンテナンス・掃除が必要。
・部屋が暖まるのに時間がかかる。
・着火や薪燃料の追加は手動で、長時間放置すると火が消えてしまう。
・薪作り・薪運びが大変。
・煙突から煙が出るので近所への配慮が必要。
・気軽に交換(入替)できない。
大まかに考えると薪ストーブのデメリットはこのような事が考えられます。
下記で詳しく説明していきます。
費用が高い
薪ストーブを導入するには本体代、設置工事費、部材代がかかります。
煙突や炉台&炉壁等を設置する工事が必要で、トータルで費用は60万円~140万円程かかります。
そして、薪ストーブはメンテナンスが不可欠で、業者に頼む場合はお金がかかります。
業者に頼む場合の煙突掃除の相場は28,000円~60,000円ぐらいです。
パーツを壊してしまったら交換しなければいけませんが、供給が多い物では無いのでパーツの値段は高いです。
例えば耐熱ガラスは15,000円から40,000円ぐらいします。
ご自身で交換できない場合は別途工賃や送料等がかかります。
薪ストーブの費用についてはこちら↓
薪ストーブにかかる費用は? 設置工事の予算を考えていきましょう
定期的なメンテナンス・掃除が必要
薪ストーブは定期的なメンテナンスが不可欠です。
煙突掃除は最低でも年に1回、コーキング材の確認は5年に1回は行う必要があります。
メンテナンスについてはこちら↓
薪ストーブの点検・メンテナンスをきちんとしている?手入れの方法を解説
薪ストーブは炉内に灰が溜まるので、灰の処理も必要です。
灰を捨てる方法は住んでいる地域によって異なります。
住んでいる地域の灰処分について調べておきましょう。
部屋が暖まるのに時間がかかる
薪ストーブはエアコンや電気ストーブのようにすぐには暖まりません。
一度暖まると暖房効率は非常に良いですが、部屋が暖まるまでは時間がかかります。
着火・薪の追加は手動
薪ストーブはエアコンや電気ストーブのように、ボタン一つでは火を付ける事はできません。
自分自身で薪に着火させなれければいけません。
薪ストーブは機種によって着火のコツは異なります。
うまく着火させるには練習と慣れが必要です。
そして薪を追加するのも手動です。
薪を追加せずに放置すると火は消えてしまいます。
薪の着火・消火についてはこちら↓
薪ストーブの火の付け方・消し方を解説・失敗しない焚き付けのやり方は?
薪作り・薪運びが大変
薪を購入せずにご自身で用意する方は薪作りをしなければいけません。
薪は2年程乾燥させて薪ストーブに適した含水率にする必要があります。
木伐採する所から始めると使用できるようになるまで大変時間がかかります。
薪作りについてはこちら↓
薪の乾燥や保管の仕方を解説・水分計の使い方を伝授
薪置き場(薪小屋等)からストーブまで薪を運ぶ労力がかかります。
特に広葉樹は密度が高いので重くて運ぶのが大変です。
煙突から煙が出る
薪ストーブは正しく使用していればほとんど煙は出ません。
しかし質の悪い薪を使用したり、不完全燃焼をさせたりすると煙突から煙は出てしまいます。
住宅密集地での使用は苦情になってしまう事もあります。
薪ストーブは煙の排出量を減らす方法はありますが、煙が気になる方が近所にいると微量の煙でも不快に思われる場合もあります。
薪ストーブを使用するにはご近所さんのご理解が必要です。
詳しくはこちらで解説しました。↓
気軽に交換(入替)できない
薪ストーブの機種によっては必要な煙突の長さが異なるので、別の機種に変える時には煙突追加工事が必要になることもあります。
薪ストーブの本体のみを交換用に購入しても、通常はご自宅まで配達はしてくれません。
※運送業者の規約上
配達業者の営業所や薪ストーブ販売店まで取りに行くか、薪ストーブ販売店に頼む事になります。
薪ストーブは重い物では200キロにもなります。
その為、本体を交換するには人員を用意する必要があります。
入れ替え工事をする必要があるので、頻繁には薪ストーブの交換はできないのが現実です。
薪ストーブの相談は
今回は、薪ストーブのデメリットについて述べました。
デメリットを知っておくと薪ストーブ使用時に妥協しないといけない部分が分かると思います。
しかし、薪ストーブは良い面もたくさんあります。
薪ストーブについて不安な時には専門店に相談に行きましょう。
薪ストーブのメリット・デメリットを知ることで、安心して使用することができます。