薪ストーブを買いたいけど、素材が違うと何が変わるの?
今回は、薪ストーブ本体の素材について解説します。
現在の薪ストーブでよく使用される素材は、ステンレス・鋳物・鋼板になります。
素材によって暖まり方も異なってきます。
それぞれの特徴、メリット・デメリットについて解説します。
ステンレス製の薪ストーブ
ステンレスの素材は、主に屋外で使われる薪ストーブに使用されています。
キャンプ等のアウトドアで使用される物です。
メリット
・軽くて錆びにくい。
デメリット
・蓄熱性が低く、壊れやすい。
ステンレス製は軽いのでアウトドア用の薪ストーブに適しています。
そして、錆びにくいのも特徴です。
デメリットは蓄熱性や気密性が低い事です。
そして、鋼板・鋳物製の薪ストーブと比べると壊れやすいです。
丈夫では無いので、長時間使い続けると壊れてしまいます。
消耗品の薪ストーブで屋外用の物になります。
鋳物製の薪ストーブ
鋳物製の薪ストーブは室内用の物に多くあります。
メリット
・冷めにくく、蓄熱性が高い。
・凝った模様のデザインが可能。
デメリット
・暖まるのに時間がかかる。
・急激な温度変化に弱い。
鋳物製の薪ストーブは、溶かした鉄を鋳型に流し込んで本体のパーツが作られます。
着火してから暖まるのに時間はかかりますが、冷めにくいのが特徴です。
凝ったデザインの物が多く、インテリアとしてもオシャレに置いておけます。
デメリットは、急激に温度が上がると割れてしまう事があることです。
薪ストーブ用の温度計を使用して温度管理には注意しましょう。
温度計の使い方はこちら↓
鋼板製の薪ストーブ
鋼板製の薪ストーブはシンプルなデザインの物が多いです。
メリット
・暖まるのが早い。
・急激な温度変化にも強い。
・天板で料理をするのに向いている。
デメリット
・火が消えると冷めるのが早い。
・鉄の伸縮で鋳物製よりもカチカチと音が鳴りやすい。
鋳物製の薪ストーブは暖まるのに時間がかかりますが、鋼板製の薪ストーブは暖まるのが早いです。
しかし、冷める時間も早いです。
鋼板製は、鋳物製と比べると急激な温度変化に強いです。
針葉樹を使用してもOKな薪ストーブは鋼板製に多いです。
強いとは言っても本体の温度管理は怠ってはいけません。
温度計をきちんと使用しましょう。
鋼板製の薪ストーブは 鋳物製の薪ストーブの温度よりも燃している時にカチカチと音が鳴りやすいです。
薪ストーブの温度を上げると鉄は熱で伸縮します。鋼板製の薪ストーブはパーツが組み合わさって出来ているので、鉄の伸縮によってパーツの噛み合わせ部分からカチカチと音が鳴る事があります。
カチカチと音が鳴りますが、正しい使い方で使用していれば問題ありません。
(鋳物製の薪ストーブもカチカチと音が鳴る事はあります。煙突からもカチカチと音が鳴る場合もあります。)
どの素材がおすすめなの?
室内用薪ストーブは鋳物製か鋼板製を選ぶ事になります。
上記では本体温度の暖まり方の違いを書きましたが、実際はそんなに変わりません。
※筆者個人の体感では
ライフスタイルに合った薪ストーブで、ご自身が欲しいと思った薪ストーブを購入する方が愛着が湧いていいですね。
薪ストーブは機種によって性能が異なるので、自分の生活に合った薪ストーブを見つけていいましょう。
どんな機能の薪ストーブがあるかはこちらで紹介しています↓