ペレットストーブを使っている方の話を聞くと「寒い」という話をよく聞きます。
ペレットストーブを入れたのに寒くて石油ストーブとエアコンを追加して使っている…
ペレットストーブは機種を間違ってしまうと部屋が暖かくなりません。
しかし、薪ストーブぐらい暖かくなるストーブが存在します!
それは、「ハーマン」というブランドのペレットストーブです。
薪ストーブ並みに暖かい「ハーマン」のペレットストーブを紹介します。
・ハーマンのペレットストーブを紹介
薪ストーブ専門店の薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんにご協力していただきました。
ペレットストーブが寒い理由
ペレットストーブは寒いという話を良く聞きますが、それは暖房面積以上の部屋に設置しているからかもしれません。
機種選びを間違えるとせっかく工事をして導入しても部屋が寒いという事になってしまいます。
なぜ寒くなってしまうのか解説します。
ペレットストーブは薪ストーブと比べて火室(炉)は非常に小さいです。
ほとんどのペレットストーブは、20畳ぐらいの一室を暖めるのに適した設計になっています。
天井が高くない 一室 に適しています。↓
その為、 ほとんどのペレットストーブは一軒家全体を暖める火力を持ち合わせていません。
一軒全体を暖める火力が無いペレットストーブを選んでしまうと、設置したのに寒いという事になってしまいます。
ハーマンのペレットストーブ
ハーマンのペレットストーブは薪ストーブ並みに暖かいペレットストーブです。
一軒家でも構造によっては部屋全体を暖める事ができます。
ハーマンペレットストーブのメリットはこのような点が挙げられます。
・一軒家でも部屋全体を暖められる暖房能力。
・無駄のない燃焼方法でどんな木質ペレットでも使用可能。
・火力が強く燃費が良い。
・全自動でボタン一つで操作できる。
・温度設定をしておくと自動で温度調整をしてくれる。
・メンテナンスが簡単。
・設置工事費は薪ストーブより安い。
・薪を購入する方と比較するとトータルコストは安い。
上記で述べたメリットについて説明していきます。
火力が強く燃費が良い
ハーマンのペレットストーブは燃焼効率が非常に良く、どんな木質ペレットでも燃料として使う事ができます。
まずは他のメーカーの一般的なペレットストーブについて説明します。
通常のペレットストーブはペレットが上から炉に落ちてきます。
その為、質の良いペレット燃料を使わないと火が消えてしまいます。
そして、炉の底は穴が空いています。
この穴から燃えたペレット燃料が落ちて捨てられます。
この時にペレットは完全に燃え尽きず、まだ燃料できる状態で捨てられてしまうのです。
その為燃料に無駄が出てきます。
ハーマンのペレットストーブはこの無駄がなく、完全燃焼してくれます。
こちらはハーマンペレットストーブの炉の部分を取り出した物です↓
ハーマンのペレットストーブはスクリュー式で燃料が押し出されてきます。
そして、完全に燃焼してからペレットのカスが落ちていきます。
炉がこのような作りになっているのでどんな木質ペレットでも使用できて、燃費が良くなります。
こちらの動画で詳しく解説しています。
そして、ハーマンペレットストーブは火力が強いです。
人工的・デジタル制御された炎になります。
ユラユラ・パチパチとした炎を楽しむには薪ストーブがオススメですが、薪ストーブ並みの暖房能力をハーマンペレットストーブは持っています。
全自動で楽ちん
ハーマンペレットストーブは電気で動きます。
こちらがハーマンペレットストーブのボタンです。
薪ストーブのように手動で燃料を追加する必要はありません。
タンクに燃料を入れておけば、自動で燃料が炉に補給されます。
デメリットとしては、電気を使うので停電時には使えません。
(一応オプションでバックアップ用のバッテリーはございます。)
停電時には薪ストーブの方が役立ちます。
電気を使用しますが、着火時とモーターを回す時に電気を使うだけなので、電気代はおおよそ扇風機と同じぐらいです。
ハーマンペレットストーブは温度設定が可能です。
温度調整も自動で行ってくれます。
例えば「部屋の温度を25度にしたい」とボタンで設定します。
部屋の温度が26度になると自動で燃焼をストップし、24度になると自動で燃焼を始めます。
メンテナンスが簡単
薪ストーブと比べるとメンテナンスは簡単です。
使用していると炉にカス(灰)が溜まるので、それを取り除きます。
火室の下段にカス(灰)が落ちてくるのでこちらも処分します。
どんな機種のペレットストーブでも最低でも年に1回は煙突掃除が必要です。
壁出しで設置した場合は煙突が短く手の届く範囲なので、掃除が楽です。
※薪ストーブの壁出しとは異なります。
内部の点火装置は消耗品なので交換が必要になる場合もあります。
メーカーさん曰く5年ぐらいで交換が必要とのことです。
設置工事
ハーマンのペレットストーブは、基本的には壁出しで煙突を設置します。
煙突の長さが薪ストーブより短く、屋根に登る必要がありません。
その為薪ストーブ設置工事よりも工事費は安くなります。
炉台は必須です。
炉壁・遮熱板が必要かどうかは機種や建物の状態によって異なります。
※薪ストーブとは基準が異なります。
薪ストーブからハーマンペレットストーブに入れ替えをする際は、オプションのアタッチメントを使用すれば薪ストーブの煙突も使い回しができます。
↑こちらはXXVという機種です。
ペレットストーブ機種紹介
ハーマンのペレットストーブの機種を紹介します。
XXV
薪ストーブのようなデザインで高級感があります。
幅748mm、奥行き725mm、高さ795mm
凝ったデザインが可能な鋳鉄製で、樫の葉の模様とXXVの文字が装飾されています。
側面にも優雅なデザインが施されています。
この「XXV」の文字がある所から熱風が送り出されます。
天板にペレット燃料を入れるドアがあります。
透明なガラスなので、ペレット残量の確認がしやすいです。
約22kgのペレットが入ります。
XXVは天板があまり熱くならないタイプのペレットストーブです。
天板での料理はできませんが、ポットや鍋の保温はできます。
最大暖房面積は約36畳になります。
ハーマンXXVがあるレストランはこちら↓
フィンランドの森「チーズ工房」の薪ストーブ・ペレットストーブ紹介
ACCENTRA(アセントラ)
幅625mm、奥行き589mm、高さ800mm
縦長のデザインでスタイリッシュです。
約17kgのペレットが入ります。
ペレットを入れる部分はXXVと同じくガラスになっています。
ACCRNTRAも天板があまり熱くならないタイプのペレットストーブです。
天板での料理はできませんが、ポットや鍋の保温はできます。
最大暖房面積は約33畳になります。
P43とP68
P43とP68は形・デザインは一緒です。P68はP43を少し大きくしたストーブです。
P43:幅558mm、奥行き727mm、高さ825mm
P68:幅597mm、奥行き746mm、高さ928mm
鋼板製のペレットストーブです。
P43は約18kg、P68は26kgのペレット燃料をタンクに入れることができます。
別途オプションのホッパーを付けるとさらに多く入れることができます。
ホッパーを付けるとP43は17kg、P68は20kg燃料を追加できます。
マジックミラーのガラスになっていて、炎が付くと内部が見えるようになります。
こちらの機種は天板が200度ぐらいに熱くなるので、料理も可能です。
ポットを置いて加湿も取ることができます。
火室内では焼き芋等のアルミホイルを使った料理は可能です。
P43の最大暖房面積は約39畳になります。
P68の最大暖房面積は約67畳にもなります。
広い家で部屋全体を暖めたい場合は、P68があれば安心ですね!
ペレットストーブの相談は
ペレットストーブは機種選びや設置場所を間違えてしまうと「寒い」という事になってしまいます。
建物の構造やペレットストーブに求める事は人それぞれ違うので、ご使用される方のライフスタイルに合ったストーブ選びが重要です。
ペレットストーブの設置は工事も必要ですし、一度プロに相談することをオススメします。
高い買い物ですので、失敗しないようよく検討してみましょう。