薪ストーブの設置、維持の費用はどれくらいかかるの?
今回は薪ストーブを設置・維持するにはどれくらいの費用がかかるのかお伝えします。
薪ストーブは何にお金がかかるの?
薪ストーブにかかる費用を大まかに分けるとこのようになります。
「ストーブ本体代」、「設置工事費」、「薪燃料代」、「メンテナンス代」
「薪燃料代」は費用がかからない場合もあります。下記で説明します。
費用・予算について
「ストーブ本体」、「設置工事」、「薪燃料」、「メンテナンス」にお金がかかると書きましたが、おおよそどれくらい費用がかかるのか説明します。
ストーブ本体代
安い物では15万円ぐらい、高い物では80万円ぐらいします。
いろんなメーカー・機種がありますので、ご自身のライフスタイルに合った薪ストーブを探しましょう。
設置工事費
設置工事費はおおよそ40万~70万円ぐらいです。
平屋、2階建て、屋根の素材等、 設置する建物によって大きく変化します。
工務店に頼むよりも薪ストーブ専門店に直接頼んだ方が工務店で頼むより20~30万円ぐらい安くなる場合もございます。
お店によって工事費は異なりますので、実際に足を運んで見積りしてもらいましょう。
見積りは無料の場合が多いです。設置する建物の図面や写真があるとスムーズに見積りできます。
・工賃 ・煙突&取り付け部材 ・炉台&炉壁(取り付け方による)
※施工店によって異なります。
薪ストーブ本体と設置工事費を合わせると60~140万円ぐらいになるので、予算として考えておきましょう。
煙突はストーブ本体と同じくらい重要な物になります。
DIYで煙突代を安く済ませて火事になってしまった方も結構おります。
薪ストーブを安全に使用する為にも、正しい施工になるように設置工事費にはお金をかけましょう。
薪燃料代
人によっては薪代がタダの方もいます。
それは、山を所有していて木をもっている場合、廃材や不要な木をもらえる場合等です。
タダで薪を入手できても薪ストーブに使用できない状態の薪もあるので、薪ストーブに適した薪であるのか確認しましょう。
特に、針葉樹を使用してはいけない薪ストーブの機種もあるので注意が必要です。
薪燃料についての解説はこちら↓
広葉樹と針葉樹の薪燃料としての特徴は?針葉樹は薪ストーブに使用してOKなの?
薪作りの解説はこちら↓
薪は一日にどのくらい消費するの?費用は?
薪の消費は、暖める空間の広さ・薪ストーブの性能・薪の種類・薪の状態・薪の燃し方等によって大きく変化します。
その為、実際にどのくらい費用がかかるかはお答えする事ができません。
平均して考えると薪の消費量はこのくらいです。
1シーズンに使う薪の量:3~4㎥
薪ストーブ博物館さんで1㎥の薪を購入した場合:46,200円~
※会員・一般・配達等で価格は変化します。
1シーズンに使う薪の量:1~2㎥
薪ストーブ博物館さんで1㎥の薪を購入した場合: 15,400円~
※会員・一般・配達等で価格は変化します。
こちらの写真1コンテナで1㎥の量です。
薪ストーブ博物館の薪→ 薪販売
メンテナンス代
薪ストーブの使用には定期的なメンテナンスが不可欠です。
メンテナンス部分は、煙突、ストーブ本体、屋根等があります。
煙突掃除:28,000円~60,000円
こちらも施工店や設置状況によって異なります。
最低でも年に1回は煙突掃除を行う必要があります。煙突掃除を怠ると、煙道火災を起こしてしまう事もあるので、きちんと行いましょう。
煙突掃除の際にコーキング材劣化具合の確認をしてくれる場合もあります。
コーキング材は煙突と屋根の接続部分に使われ、屋根の上に登って確認する必要があります。
煙突掃除はご自身でも行うことができますので、節約することは可能です。
ストーブ本体:各種パーツ代、工賃
薪ストーブのガスケットは消耗品になります。
ガラスが割れたり取っ手が欠けたり等、ストーブ本体を大事に扱わないとメンテナンスしないといけない場合があります。
パーツだけ頼んでご自身で修理することもできますし、専門店に頼むこともできます。
具体的な金額は?
薪ストーブにかかる費用は建物・使い方・販売店によって大きく異なります。
具体的な金額が知りたい場合は専門店に相談しましょう。
見積りを出してもらい際は、設置する建物の図面や写真を持っていきましょう。
ストーブ代、設置工事費、メンテナンス代等、気になる事はプロに相談してみましょう。