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薪ストーブを設置してみたいけど何に注意すればいいの?(>_<)
今回は、薪ストーブを設置する際に注意する事を、新築の場合と中古物件の場合に分けて解説します。
こちらの記事をオススメな方
・新築に薪ストーブを導入したいけど不安・疑問がある。
・中古物件(既存宅)に薪ストーブを導入したいけど不安・疑問がある。
・薪ストーブを設置する際に失敗した例を知りたい。
新築の設置で注意することは?
新築に薪ストーブを設置する際の注意点を紹介します。
薪ストーブの導入は高い買い物ですので、失敗しないよう注意しましょう。
![新築薪ストーブ設置工事](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7402-min.jpg)
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新築で薪ストーブを導入したいけど、失敗しないか不安(>_<)
まずは、どんな失敗があるのか知りましょう。
薪ストーブ専門店に相談せずに薪ストーブを設置して失敗してしまった例を挙げてみます。
失敗した例を参考にして、家のプランを考えていきましょう。
新築での失敗例
●屋根の勾配(角度)が急で設置やメンテナンスが大変
煙突の設置の際は屋根に登ります。屋根の勾配が急だと足場を組む場合があり、足場を組む作業は費用が高くなってしまいます。
メンテナンスの際も屋根に上がってコーキング材の確認をするので、屋根の勾配がゆるやかな方が薪ストーブに適しています。
![薪ストーブの煙突掃除](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0976.jpg)
こちらの写真は煙突掃除の時に撮った写真です。屋根の勾配が緩やかなので、安全に登ることができます。
●壁出し設置でコストが高くなる
煙突の設置方法に「壁出し」という方法があります。
「壁出し」での設置をしてしまうと、必要な煙突が多く必要で、メンテナンスも大掛かりになるので、トータルのコストが高くなります。
![](https://osusumesomething.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
新築のプランを考えている段階であれば、「屋根出し」での設置をオススメします。
こちらが屋根出しの写真です。↓
![屋根出し薪ストーブ煙突](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_2673-min-1.jpg)
薪ストーブの煙突設置は屋根出しがいいの?壁出しがいいの?【メリット・デメリット】
●部屋全体が暖まらない
せっかく薪ストーブを設置するのであれば、部屋全体が暖まる構造にする事をオススメします。
暖房効率を考えて建物の造りを考えましょう。
薪ストーブのサイズ(火力)も重要です。建物や用途に合う機種を選びましょう。
薪ストーブのサイズはどうやって選ぶの? 【失敗しない選び方】
●薪運びが大変
![薪ストーブの薪保管方法](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7375-min.jpg)
薪置き場(薪小屋・薪棚)と薪ストーブまでの動線を考慮しないと、薪運びが大変になります。
薪の乾燥・保管方法についてはこちら↓
●太陽光パネル
薪ストーブを設置したい場所に太陽光パネルが重なってしまい、屋根抜きでの設置ができない事もあります。
薪ストーブを使用するには、屋根の上の造りが重要になります。
![薪ストーブ設置工事煙突](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0633.jpg)
事前に専門店で相談
どのような家を建てるか決める前に薪ストーブ専門店に相談した方が望ましいです。
薪ストーブを設置・使用しやすい環境に設計するのがベストです。
薪ストーブの専門店は失敗しない薪ストーブの設置方法を知っています。
・薪ストーブが設置・使用しやすい場所を提案してくれる。
・薪ストーブ本体・設置工事の費用が安くなる場合がある。
・薪ストーブの機種に合った施工方法が分かる。
・煙突やストーブの離隔距離等、安全に考慮した設置ができる。
薪ストーブの専門知識を持った方に相談して、安全に薪ストーブを使用しましょう。
中古物件(既存宅)で注意することは?
次は、中古物件(既存宅)に薪ストーブを設置する際の注意点を紹介します。
中古物件でも上記で紹介した失敗例を参考にしてみてください。
こちらでは中古物件ならではの注意点を記載します。
![](https://osusumesomething.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/obasan.png)
中古物件(既存宅)に薪ストーブの導入は大丈夫かしら?
持ち主の許可
薪ストーブの使用には、煙突を取り付ける工事が必須です。
賃貸の場合は建物の持ち主の許可が必要です。大家さんに怒られないよう注意しましょう。
床の強度
床材の劣化具合を確認しましょう。
炉台を置くので薪ストーブの重さは分散されますが、過度の劣化があれば床の補強が必要です。
こちらの写真は炉台として大谷石を設置している所です。
![薪ストーブ炉台大谷石](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7566-min.jpg)
材質の状況
建物の材質が劣化していないか確認してください。
![](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN2597-min.jpg)
屋根に登って作業をするので、屋根が抜けたりしないか注意が必要です。
煙突設置
中古物件(既存宅)の場合、建物の構造を変えるのは難しいです。
![](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN1753-min.jpg)
その為、煙突を屋根上まで通す空間があるかどうか確認が必要です。
煙突は、離隔距離や屋根上でのメンテナンスのし易さ等を考慮して設置します。
DIYで火事になる所だった
![](https://osusumesomething.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doctor.png)
薪ストーブの設置は、薪ストーブと建築の知識の両方が必要です。
工務店に頼んだ薪ストーブ設置工事でも、薪ストーブの知識が無い為に危険な設置をしてしまった場合もありました。
中古物件を買ったら薪ストーブが付いていて、正しい施工で設置されていなかったので火災になってしまった方もいます。
![薪ストーブの煙突取り付け](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/04/IMG_0294-min.jpg)
薪ストーブは設置方法を間違えると火災に繋がりますので、設置工事は専門店に相談しましょう。
中古物件に元々薪ストーブが設置されていた場合でも、問題ないかどうか専門店に相談することをおすすめします。
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薪ストーブ設置工事で失敗しない為にも
![薪ストーブ設置工事](https://osusumesomething.com/wp-content/uploads/2020/01/DSCN0815.jpg)
何度もお伝えしたように、薪ストーブの設置には専門知識が必要です。
正しい知識が無く使用すると、最悪の場合は煙道火災等を引き起こしてしまう事もあります。
薪ストーブを長年、安全に使用する為に、薪ストーブの導入は専門店に相談しましょう。