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薪ストーブのクリーンバーン燃焼について解説 二次燃焼・三次燃焼とは何?

クリーンバーン燃焼って?

クリーンバーン燃焼って何?

薪ストーブのサイトやパンフレットを見ると「クリーンバーン燃焼」という言葉をよく目にしますね。

「クリーンバーン燃焼」とは薪ストーブの燃焼方法の一種ですが、どのような燃焼方法かご存知でしょうか?

今回は、薪ストーブの燃焼方法について解説します。

薪ストーブ専門店の薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんにご協力していただきました。

✔記事の内容
・一次燃料~四次燃焼の解説
・クリーンバーン燃焼のメリット・デメリット
・クリーンバーン燃焼の薪ストーブ紹介

一次燃焼とは

一次燃焼とは薪が燃焼することを言います。

火室で薪を燃やすと煙はそのまま煙突から排出されます。

薪ストーブ内に入る空気は薪が燃える為だけの空気です。(一次空気)

↓こちらは一次燃焼の薪ストーブです。

二次燃焼とは

二次燃焼とは煙が燃焼することを言います。

薪ストーブの二次燃焼

一次燃料で薪が燃えると煙が出てきますね。
煙にはススやタール等の汚れが含まれています。
この煙が二次燃焼用の空気が流れてきて燃える事で、煙が綺麗になって排出されます。

二次燃焼の事をクリーンバーン燃焼とも言います。
※三次燃焼以降もクリーンバーン燃焼と言います。

一次燃料の薪ストーブと比べて二次燃焼の機種は煙突への汚れ量を少なくすることができます。

↓二次燃焼の薪ストーブは、二次燃焼用の空気が流れる仕組みになっています。

薪ストーブの一次・二次燃焼

二次燃焼をさせるには温度が重要です。

二次燃焼は炉内の温度が600度ぐらいで起こります。
※機種によって二次燃焼の温度は異なります。

薪ストーブ用の温度計は200度以上が目安です。
↓温度計の使い方についてはこちら

三次燃焼以降

三次燃焼や四次燃焼をする薪ストーブも存在します。

三次燃焼以降は二次燃焼と役目は同じです。
煙を燃焼させる為の空気が流れて、煙を燃焼させます。

四次燃焼の流れ
一次燃料用の空気が流れる→薪が燃える(一次燃焼)→煙が出る
→二次燃焼用の空気で煙が燃える→三次燃焼用の空気で煙が燃える
→四次燃焼用の空気で煙が燃える→綺麗な煙が煙突から排出される

三次燃焼以降の燃焼についてはダッチウエストさんのHPでも解説されています↓

HPはこちら

クリーンバーン燃焼のメリット・デメリット

クリーンバーン燃焼をする薪ストーブのメリット・デメリットについてお伝えします。

メリット

クリーンバーン燃焼のメリット
・綺麗な煙を排出できる。
・熱効率が良くなる。

先ほど説明したように、二次燃焼や三次燃焼ができる薪ストーブは綺麗な煙を排出してくれます。

そして、煙を燃やすための空気も使うので熱効率が高くなります。

薪の消費を抑えることができます。

薪ストーブの薪保管方法

デメリット

クリーンバーン燃焼のデメリット
・必要な煙突の長さが長くなる。(ドラフトの強さが必要)

一次燃料の薪ストーブと比べると、二次燃焼の薪ストーブは必要な上昇気流(ドラフト)の強さが大きくなります。

その為、煙突の長さを長くする必要があります。

クリーンバーン燃焼の薪ストーブ紹介

クリーンバーン燃焼の薪ストーブを一部紹介します。

クアドラファイア エクスプローラーⅡ

クアドラファイア エクスプローラーⅡ

クアドラファイアはアメリカ産の薪ストーブです。
幅:737mm、高さ:737mm、奥行:679mm、最大薪長さ:51cm

四次燃焼システムで、クリーンな煙を出す事ができます。

針葉樹も使用してOKな機種になります。

最大暖房面積は約191畳にもなります。
※建物の状況等によって変化します。

ヨツール F100

ヨツールの薪ストーブF100

二次燃焼のノルウェー産の薪ストーブです。
幅:526mm、高さ:570mm、奥行:445mm、最大薪長さ:40cm

ヨツールの薪ストーブF100

薪ストーブの側面や天板にはノルディック柄の模様が入っています。

ホンマ HTC-50TX

ホンマの薪ストーブHTC-50TX

ホンマ製作所の薪ストーブです。
幅:524mm、高さ:586mm、奥行:375mm、最大薪長さ:40cm

本体価格が10万円以下の低価格な薪ストーブです。

二次燃焼の薪ストーブになります。
側面にもドアが付いていて、そこから薪を入れる事ができます。

別途オプションで外気導入の取り付けも可能です。
↓外気導入の詳細はこちら
薪ストーブの外気導入について解説・高気密住宅に設置できるの?

薪ストーブの相談は

薪ストーブは購入前に専門店に相談することをオススメします。

建物や要望によって必要なストーブの機種は変わってきます。

建物やストーブに求める物は人それぞれ違うので、ライフスタイルに合ったストーブを導入できるよう相談してみましょう。