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薪ストーブのサイズはどうやって選ぶの? 【失敗しない選び方】

サイズを選ぶポイント

薪ストーブはいろんなサイズがあるし何を選べばいいのか…

薪ストーブはいろんな機種があってどれを買ったらいいのか迷ってしまいますね。

薪ストーブはライフスタイルに合った機種を選ぶのがベストですが、今回はサイズに注目して解説します。

✔記事の内容
・薪ストーブのサイズで気を付けるポイント
・大きい薪ストーブのメリット・デメリット

薪ストーブのサイズで注意するポイント

薪ストーブのサイズで迷っている方はこのようなポイントに注目して考えてみましょう。

モンドールの薪ストーブ

薪ストーブのサイズで注意するポイント
・必要な暖房面積を暖めることができる火力があるか
・薪ストーブ炉内のサイズ

薪ストーブのサイズによる暖房面積(火力)

薪ストーブは機種によって火力が異なります。薪ストーブ本体が大きくなると火力も大きくなる傾向があります。

薪ストーブでどのくらいの広さの部屋を暖めたいかを購入前に考えておく必要があります。建物全体が暖かくなるような機種を設置するのがポイントです。

暖かい熱は上に上がっていくので、吹き抜けの家と天井が低い平屋の家では暖まり方が異なります。

薪ストーブの設置場所はどこがいいの?空気の流れを考えよう

薪ストーブの機種や設置場所によってはシーリングファンやサーキュレーターが必要な場合もあります。

薪ストーブのシーリングファン

新築の家は気密性が高い場合が多いので、大きい薪ストーブでなくても十分に部屋を暖められる場合もございます。

建物の構造、暖めたい部屋の広さ等によって必要な薪ストーブの機種を考えましょう。

薪ストーブの火力がどれくらいあるのかは各メーカーのHPで記載されているのですが、メーカー・国によって火力(出力)の計算方法(基準)が異なります。

その為いろんな会社のメーカーで記載している出力を比べると、基準となる数値がバラバラで当てにならない場合があります。

大まかな出力の考え方ですが、出力8,000キロカロリーは40坪(約73畳)、出力10,000キロカロリーは50坪弱(約90畳)程を暖める事ができる数値です。
※設置する条件によって変化します。

必要な暖かさを考慮する際のポイント
・建物の構造(部屋の広さ・天井の高さ・建物の気密性など)
・薪ストーブの火力、燃焼効率、設置する場所
・使用する薪の状態

2人の人が同じ薪ストーブを使用しても、上記のポイントに違いがあれば部屋の暖かさは変わってきます。

必要とする部屋が暖まる程の火力が欲しい薪ストーブにあるかどうかは、薪ストーブ専門店に聞いてみましょう。

薪ストーブ専門店では必要な暖房面積に合った機種を提案してくれると思います。

相談に行く際には、薪ストーブを設置する図面や写真があるとどの機種がいいか提案しやすくなります。

ちなみに薪ストーブは放熱方法も機種によって異なります。
薪ストーブの暖かさの仕組み 対流式・輻射式・開放式を解説

薪ストーブ炉内のサイズ

薪ストーブ炉内が大きいサイズの方が使いやすいと感じる方もいます。

薪ストーブの着火方法
炉内が大きいメリット
・長さが長い薪を入れる事ができるので、薪作りが楽。
・密度が高くて大きい薪は火持ちが良くゆっくり燃えてくれる。
・炉内での料理がしやすい。

薪作りの労力・薪の大きさ

薪作りをする際は、長い薪を作るよりも短い薪を作る場合の方が労力がかかります。

薪ストーブの薪作り

木を短くするために何度も切らないといけないからです。

長い薪でも大丈夫だったらその分薪作りは楽になるので、炉に入る薪の長さを調べておきましょう。

薪作りの方法はこちら

密度が高くて大きい薪はゆっくりと燃えてくれるので二次燃焼の時に役立ちます。

一次燃焼と二次燃焼の違いはこちら

大きい薪を使用する際の注意点は、薪が内部までしっかり乾燥しているかどうかです。

薪ストーブで使用する薪は水分量に注意する必要があります。詳細↓

小さい薪だと薪を追加する回数が増えるので、二次燃焼の際に大きい薪をゆっくりと燃やすことができるかがポイントです。

薪ストーブに大きい薪

薪ストーブは小さい機種で出力を上げて燃すより、大きい機種で弱くゆっくりと燃やす方が効率良くなります。

しかし、部屋のサイズに見合わないサイズの大きいストーブは注意が必要です。

大きい薪ストーブのデメリット
・二次燃焼に必要な温度に達する前に部屋が暖かくなってしまう。
・薪ストーブ周辺だけ過度に温度が上がってしまう。

二次燃焼は排気温度が200℃~300℃で行われます。

二次燃焼では煙が再度燃焼して綺麗な煙が排出されますが、二次燃焼が行われないとスス等の汚れが溜まってしまいます。

二次燃焼をしている時に快適に過ごせる温度となる薪ストーブが必要です。

そして、大きい薪ストーブは火力が強いので、薪ストーブ周辺の部屋は過度に温度が熱くなってしまいます。

炉内での料理

薪ストーブで料理をしたい方は、炉内の大きさも注意するポイントです。

薪ストーブで料理

クッキングスタンドとダッチオーブン(鍋)等を入れても炉内に余裕なスペースがあると料理がしやすいです。

薪ストーブでの料理についてはこちら

薪ストーブのサイズについてまとめ

薪ストーブは建物の構造や用途等、様々な事を考えて機種選びをしないといけません。

各ストーブメーカーには薪ストーブの性能が書いてありますが、使用する方の環境によって発揮する能力は変わってきます。

薪ストーブ専門店では使用される方のライフスタイルや環境を聞いて適した薪ストーブを提案してくれます。

どんな薪ストーブを購入したらいいか分からない場合は、薪ストーブ専門店に相談しましょう。