普通の斧と焚き付け用斧って違うの?使い方は?
キャンプや薪ストーブでは焚き付け用の薪を使いますよね。
焚き付け用の薪を買う場合は細いサイズでそのまま使用できますが、薪作りをする方は焚き付け用の斧を使って薪割りをします。
今回は焚き付け用の薪割りをする為の斧について解説します。
・焚き付け用の薪割り方法
・おすすめの手斧(ハンドアックス)紹介
焚き付け用の薪・斧とは
まずは焚き付け用の薪についてお話しします。
キャンプや薪ストーブで薪に着火させる時、この写真のようなちょっと太めの薪はなかなか火が付きません。
なかなか火が付かないと不完全燃焼を起こしてしまう事もあります。
その為、焚き付けをする時には細い薪が必要になります。
ご自身で薪作りをされている方は、焚き付け用の薪割りをする場合がありますね。
焚き付け用の薪割りをするのに適した斧を使うことになります。※斧以外の道具もあるので下記で紹介します。
ちなみにネットではこのような焚き付け用薪が販売されています。
薪ストーブで使用する薪は何でも良い訳ではありません。こちらの記事で薪ストーブの燃料について解説しています。
斧を買いに行くとたくさん種類がありますね。
焚き付け用は手斧(ハンドアックス)と呼ばれる小さい斧を選びます。
私はできるだけ柄が短い物が使いやすく感じます。
焚き付け薪の割り方
焚き付け用の薪の割り方をお伝えします。
このような薪割り台があると便利です。コンクリートの上で薪割りをするとコンクリートを壊してしまったり、衝撃で怪我をしてしまったりする恐れがあります。
こちらは薪ストーブ博物館(フィンランドの森)で販売している薪割り台です。
小4000円(税別)、大5000円(税別)でした。※2020年3月28日の価格です。
在庫状況や金額はフィンランドの森までお問い合わせください。
薪に刃を少し食い込ませて、刃に薪がくっつくようにします。指を切ってしまうので斧は振り下ろさず、薪に置くイメージです。
薪と斧を同時に持ち上げます。
斧だけ持ち上げると指を怪我してしまう可能性があるので、薪と斧を同時に持ち上げます。
薪と斧を同時に薪台に叩きつけます。
斧を振り下ろすのではなく、薪と刃を叩きつけるイメージです。
真っ二つに割れてくれました。
上記では簡単に割れる細い薪を使いましたが、次は少し太めの薪を使います。
刃を薪に食い込ませます。斧と薪を同時に持ち上げて薪台に叩きつけます。
一度で割れないので何回か叩きつけます。
薪に切り込みができてどんどん深くなっていきます。
斧を振り下ろすのではなく薪と一緒に叩きつけるようにして割ります。
YouTubeで焚き付け用薪割りの方法を調べていたらUPされている方がおりました。 参考になりますね。
おすすめの手斧(ハンドアックス)紹介
今まで使ったことのある手斧を何個か紹介します。
ハスクバーナ 手斧は(38cm)は私にはサイズ・重量がピッタリに感じました。細めの薪を割る際は持ち手を短く持って使っていました。
BAHCO(バーコ) の手斧は低価格なので刃が消耗しても惜しくなく使用できると思います。刃を研いで使っている方が多いようですが、焚き付けの薪割りは叩きつけて使うので、不便は感じません。
ビーバートリフィックスは高価ですが、安全性を求めるならこちらです。
人間工学に基づいて設計されていて、斧を持って手を降ろすだけで薪を割ることができます。
刃と柄の間にカバーが付いていて持ち手が安全です。
ビーバートリフィックスは専用の台座も付いてきます。家に置いて使う際に床を傷付けずに飾っておけます。
そして、女性やお子さんでも安心して焚き付け用の薪割りができる道具があります。
斧を使わないで薪割りができる「キンドリングクラッカー」という商品です。
詳しくはこちらで解説しています。↓
焚き付け用斧のまとめ
焚き付け用の斧は薪を刃に食い込ませて叩きつけるように使います。
太い薪を割る時のように斧だけを振り下ろすと怪我をしてしまうかもしれないので注意しましょう。
お子さんや奥さんに焚き付け用の薪作りを手伝ってもらう場合は「キンドリングクラッカー」や「スマートスプリッター」が便利です。
安全に気を付けて薪作りを楽しみましょう。