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【薪ストーブ】エコファンの使い方・レビュー 部屋の暖気を効率よく循環

エコファンのレビュー・使い方

皆さんはエコファンという商品をご存知でしょうか?

エコファンは電源を使用せずにファンを回せる商品です。ファンを回して暖気を効率良く部屋に循環させます。

今回は、このエコファンについて解説します。

✔記事の内容

・エコファンとは?メリット・デメリットを解説
・エコファン購入時の注意点を解説

エコファンとは

エコファンは薪ストーブの熱を利用したエコなファン装置です。

エコファンはカナダのCaframo社が製造しています。

ネットショップでは中国製の類似品が出回っていますが、Caframo社のエコファンは特許を取得したオリジナルの商品です。

まずはエコファンのメリットについて説明します。

エコファンのメリット

エコファンのメリット
・電源が不要で薪ストーブの上に置くだけで使用できる。
・ファンが回って部屋の暖気を効率良く循環させる。
・暖気を流したい方向にファンを向けられる。
・薪ストーブから少し離れた所にいてもエコファンの回転でストーブの温度を予測できる。
・スティーマーを使用してアロマの香りを部屋全体に行き渡らすことができる。
・モーターや羽根が壊れても別途オプションで取り換え可能。

電源いらずのクリーンエネルギー

エコファンはコンセントに電源を入れる必要はありません。

薪ストーブの熱が電子となり、モーターに電気を送ります。「ゼーベック効果」という方法で自家発電をします。

薪ストーブの上に乗せるだけでファンが回転する、エコなファン装置です。

薪ストーブのエコファン仕組み

暖気を循環

暖かい空気は天井へ上がっていってしまうので、暖気を床側に流すことで部屋の熱効率が良くなります。

エコファンのファンが回転することで、空気を循環させて部屋の暖房効率が良くなります。

薪ストーブのエコファン機能

輻射式の薪ストーブが対流式のように暖気を部屋に送り込んでくれます。

輻射式と対流式の違いはこちら↓
薪ストーブの暖かさの仕組み 対流式・輻射式・開放式を解説

輻射式の薪ストーブは部屋の真ん中に置くと暖房効率が一番良いですが、生活動線の邪魔になってしまうので現実的ではありません。

薪ストーブの置き場についてはこちら↓
薪ストーブの設置場所はどこがいいの? 空気の流れを考えよう

エコファンは好きな方向にファンを向けて置くことができます。こちらは後ろに向けて置いる写真です。

薪ストーブの熱の流れ

エコファンを使って暖めたい方向に輻射熱を流してあげます。

薪ストーブの温度管理に便利

エコファンは薪ストーブの温度によってファンの回転が変化します。

エコファンは65度くらいから回転が始まります。

薪ストーブのエコファン口コミ

薪ストーブの温度が高くなるとエコファンの回転も速くなります。

エコファンでは正確な温度は測る事はできませんが、ファンの回転速度が大まかな温度の目安となります。

●天板の温度が排気温度と同じ機種の場合
エコファンが回っていない:天板の温度が65度以下
エコファンがゆっくり回る:薪ストーブが低温である
エコファンが早く回る:薪ストーブが高温である。

温度計のメモリが見ることができない所に立っている時に、エコファンの回転を見れば薪を入れるタイミングを予想できますね。

天板が過度に熱くならない機種は温度管理に注意です。

薪ストーブは温度管理を間違えると本体が壊れてしまう場合があります。

天板の温度と排気温度が異なる(天板の温度が過度に上がらない)機種の場合は、エコファンで正確な温度管理はできませんので注意が必要です。

天板の温度が過度に上がらない薪ストーブ用のエコファンもあるので下記で解説します。

アロマにも便利

スティーマーにアロマオイルを入れてエコファンの前に置くと、部屋全体にアロマの香りを行き渡らせることができます。
スティーマーはこのような物です。↓

エコファンのオプションについて

エコファンのモーターは消耗品です。

オプションでモーターと羽根は別途オプションで購入も可能です。

モーターや羽根が壊れてしまった時は部品交換ができるので安心です。

エコファンのデメリット

買って後悔しないようにデメリットをお伝えします。

エコファンのデメリット
・サーキュレーターのように風力は強くない
・天板の温度が過度に上がらない機種はエコファンの種類に注意
・値段が高い。

エコファンを使用しても直ぐに部屋全体が暖まる訳ではありません。

エコファンはじっくりと空気を循環させる物です。

強い風力を必要とするのであれば、サーキュレーターをおすすめします。

先ほどもお伝えしたように、天板の温度が過度に上がらない機種の薪ストーブは注意が必要です。

下記で詳しく説明します。

エコファンの選び方

エコファンには「ウルトラエアー」「エアーマックス」「ベルエアー」の3種類ございます。
各商品を説明します。

使用している薪ストーブの種類によって必要なエコファンが異なるので注意しましょう。

ウルトラエアー

サイズ:横幅140mm、高さ223mm、奥行102mm
作動温度:100度~345度
風量:212㎥/h

天板の温度が排気温度と同じ機種で使用します。

薪ストーブの適温は、排気温度が200度~300度です。

薪ストーブを適温で使用すればエコファンが上手く回転してくれます。

エアーマックス

サイズ:横幅140mm、高さ247mm、奥行109mm
作動温度:85度~345度
風量:238㎥/h

こちらも天板の温度が排気温度と同じ機種で使用します。

「ウルトラエアー」より少し大きいタイプです。

「ウルトラエアー」より少し低い温度でも回転が始まります。

どのサイズを買うかで迷っているなら、大きい方の「エアーマックス」を買った方がいいです。

私は小さい方を買ってから大きい方が欲しくなって、最初に大きい方を購入しておけばと後悔しました。

大きい方が熱効率が良いです。

ベルエアー

サイズ:横幅160mm、高さ150mm、奥行90mm
作動温度:75度~200度
風量:238㎥/h

こちらの「ベルエアー」は、天板の温度と排気温度が異なる(天板の温度が過度に上がらない)薪ストーブで使用します。

例えばこちらの薪ストーブ「オーレス」は対流式で天板が過度に高温になりません。

アンヴィクタの薪ストーブ・オーレス

「ベルエアー」は作動温度が75度~200度なので、「オーレス」にはピッタリです。

天板の温度が過度に上がらないタイプの薪ストーブで「ウルトラエアー」や「エアーマックス」を使用すると温度管理の目安を間違えてしまうので注意が必要です。

天板の温度が過度に上がらないタイプの薪ストーブで「ウルトラエアー」や「エアーマックス」を使用すると↓
エコファンの回転が遅い→薪をどんどん追加して薪ストーブの温度を上げる→過度に温度が上がって薪ストーブが壊れてしまう

このような事にならないように、天板の温度が過度に上がらないタイプの薪ストーブでは「ベルエアー」を使用します。

薪ストーブの温度管理は非常に重要です。
温度計の置き方やエコファンの種類を間違えないように注意しましょう。

温度計の置き方についてはこちら

購入の注意点

ネットショップではエコファンの類似商品がたくさん出回っています。

特許取得をしている物は、カナダのCaframo社が製造している商品ですのでご注意ください。

エコファンのまとめ

エコファンとはどういった商品がお分かりいただけましたでしょうか?

サーキュレーターのように強い風を送る事はできませんが、じっくりと部屋を暖めるのには最適です。

電気を使わず薪ストーブの上に置くだけなのも良いですね。

ファンの回転の速さで薪ストーブの温度も把握できるので、持っていると役に立つ薪ストーブアイテムの一つです。