薪ストーブと暖炉の違いを比較 どっちが自分に合っている?

薪ストーブと暖炉の違い

皆さんは薪ストーブと暖炉の違いをご存知でしょうか?

薪ストーブと暖炉は薪を燃料した暖房器具ですが、使い勝手は大きく異なります。

今回は、薪ストーブと暖炉の違いについて解説します。

薪ストーブや暖炉の販売をしている薪ストーブ博物館(フィンランドの森)さんにご協力していただきました。

薪ストーブと暖炉の共通点

まずは薪ストーブと暖炉の共通点を挙げていきます。

薪を燃料とする事

薪ストーブも暖炉も薪を燃料とします。燃料は何でも言い訳ではありません。

焚き付け用の薪作り

ゴミ焼却のように燃やしてはダメで、燃料とするのに適した状態の薪を使わないといけません。

薪ストーブに適した薪の状態についてはこちらで解説しています。↓

暖炉も上記の記事で解説している状態の薪を使うことが望ましいです。

エコな暖房器具であること

薪ストーブも暖炉も薪を燃料とする為、環境に良い暖房器具になります。

それは、カーボンニュートラルという考え方にあります。

薪ストーブのカーボンニュートラル仕組み

カーボンニュートラルについてはこちらのページで解説しています。↓

薪ストーブのメリット

煙が出るので煙突を必要とする事

薪ストーブも暖炉も薪を燃やすので煙が発生します。その為煙突を必要とします。

地震で煙突損傷

煙突のドラフトを利用して煙を外に排出させます。煙突は

薪ストーブと暖炉では排出する煙の綺麗さには違いがあるので下記で解説します。

煙突掃除が必要

薪ストーブも暖炉も煙突を使用するので最低でも1年に1回は煙突掃除が必要です。

薪ストーブ煙突掃除業者

煙突掃除を怠ると煙道内火災等の事故に繋がる恐れがあるので、定期的なメンテナンス・掃除を行います。

置き方(設置方法)の違い

まずは薪ストーブと暖炉の見た目と置き方(設置方法)の違いを見てみましょう。

薪ストーブの置き方(設置方法)

まずこちらが薪ストーブです。こちらはバーモントキャスティングスの「アンコール」という薪ストーブが設置された様子です。

アンコール薪ストーブ設置

炉台・炉壁を設置し、その上に薪ストーブ本体、そして屋根を貫通させて煙突を取り付けています。「アンコール」は古典的なデザインの薪ストーブですね。

可燃物との離隔距離を計算し、建物の状態によっては炉台・炉壁が不要な場合もあります。

薪ストーブの設置レビュー

薪ストーブは事故のないように正しく設置できれば、部屋の中央にも設置する事ができます。

薪ストーブの設置場所

暖炉の置き方(設置方法)

暖炉は壁と一体になっています。その為、壁側にしか設置する事ができません。

暖炉の設置メリット

置き方(設置方法)でのメリット・デメリット

薪ストーブ・暖炉を設置する際のメリット・デメリットを解説します。

薪ストーブは設置できる条件が揃えば部屋のどこにでも設置する事ができます。

しかし、暖炉は壁に取り付けるので、設置できる場所が限られています。

薪ストーブは部屋に置くスペースが必要です。オフシーズンは生活動線の邪魔と感じる事もあります。

暖炉の場合は壁の中にあるので、邪魔に感じる事がありません。

薪ストーブでも暖炉のように壁に設置できる機種もございます。

暖炉タイプの薪ストーブ

↑暖炉のように見えますが、アンヴィクタというメーカーの薪ストーブになります。

薪ストーブでも暖炉のように設置できる機種があるので、部屋のスペースを上手く利用したい方は、壁に埋め込むタイプの薪ストーブがオススメです。

暖炉は新築で施工前から暖炉を導入する予定を立てていないと設置は難しいです。

中古物件に暖炉を設置する場合は、大掛かりな工事になるので費用は高額です。

しかし、薪ストーブは暖炉と比べると中古物件でも設置は簡単です。※設置条件次第

新築・中古物件に薪ストーブを導入する際の注意点はこちらで解説しています。↓

暖炉は一度導入したらそのままずっと使う事になりますが、薪ストーブは機種変更をされる方、薪ストーブからペレットストーブに変える方もおります。

薪ストーブが不要な場合は取り外し工事も暖炉と比べると楽です。

見た目・デザインの違い

薪ストーブは世界各国にメーカーがあり、非常にたくさんの薪ストーブが存在します。

クラシックなタイプの物からモダンなデザインの物、料理に使いやすい物まで様々です。

お洒落な薪ストーブ

↓こちらは下の火室がオーブンになっている薪ストーブです。

オーブン付き薪ストーブ

暖炉自体はシンプルでメーカーによるデザインの大きな違いはなく、周りのレンガ等でデザイン性を求める感じです。

暖炉のメリット

価格・設置工事費の違い

暖炉は大掛かりな工事になるので、300万円以上になる事が多いです。

300万~500万円ぐらいが相場です。

薪ストーブの相場は80万円~190万円程です。(本体・設置工事含む)

薪ストーブの費用についてはこちらで解説しています。↓

炎の楽しみ方の違い

薪ストーブはガラスがあるので、炎を楽しむにはガラスを綺麗にします。

ガラスが無く炎を見ることができない機種もあります。

ガラスの無い薪ストーブ

暖炉はガラスが無いので、炎を直接見ることができます。

暖炉の炎

遮る物が無いのでパチパチと薪が燃える音も暖炉の方が大きいです。

暖かさの違い

暖炉は直接火を見ることができるので、暖炉の方が暖かいように思えますが、それは間違いです。

暖炉と薪ストーブを比べると、圧倒的に薪ストーブの方が暖かいです。

薪ストーブ輻射式

輻射式や対流式の薪ストーブは、薪ストーブ本体が暖かさを保つので、遠赤外線の体の芯から暖まる熱を放出します。

暖炉は暖かい熱も煙突に引っ張られてしまうので、暖炉周辺しか暖かくなりません。

近年の薪ストーブは熱効率が良くなるように研究されているので、部屋の暖まり方は圧倒的に暖かくなります。

薪ストーブの暖かさについてはこちらで解説しています。↓

薪の消費量の違い

薪ストーブには燃焼用の空気量を調整する為のレバーが付いています、このレバーによって薪の燃え方を調整できます。

薪ストーブ空気調整レバーの使い方

火力を強めて使いたい時や夜寝る時にゆっくりと薪を燃やしたい場合に調整が可能です。

薪の消費量を抑えたい時にはレバーを調整してゆっくりと薪を燃やします。

暖炉は空気を調整するレバーは無いので、細かい空気調整はできません。

燃焼方式・煙の綺麗さの違い

暖炉は単純に薪を燃やすだけなので一次燃焼です。 薪を燃やした時に出た煙はそのまま煙突から排出されてしまいます。

この煙にはまだ燃焼する事ができるガスが含まれているので、燃料となるガスも無駄に排出されてしまいます。

二次燃焼ができる近年の薪ストーブは、煙の中に含まれるガスを燃焼できる仕組みになっています。

薪ストーブの一次・二次燃焼

まだ燃焼する事ができる煙を薪ストーブ内で再度燃焼させるので、綺麗な煙が排出されていきます。

薪ストーブは適切に使用していれば、煙は透明でクリーンなのです。 ↓薪ストーブを燃やしている最中の写真ですが煙は透明です。

薪ストーブ煙の苦情

触媒が搭載された薪ストーブや四次燃焼の薪ストーブは特に綺麗な煙を排出できます。

メンテナンスのしやすさ

メンテナンスのしやすさは圧倒的に暖炉の方が簡単です。暖炉は作りがシンプルなので手入れが楽です。

薪ストーブは様々な機能があるので、内部のパーツがたくさんあり消耗部品も多いです。

薪ストーブはどんな手入れをしないといけないかはこちらで解説しています。↓

:薪ストーブと暖炉のちがいまとめ

薪ストーブと暖炉では使い勝手が大きく異なります。

薪ストーブの良い所
・クラシックなデザインからモダンな物、壁に埋め込むタイプまで様々な種類がある。
・暖炉と比べるとトータルでの設置工事費は安い。
・暖炉と比べると圧倒的に暖かい。
・薪の燃焼効率、煙の綺麗さが暖炉より良い。
薪ストーブのタイル炉台

機能性を求めるのであれば薪ストーブが良いですね。

暖炉の良い所
・壁の内部に設置するのでスペースを有効活用できる。
・ガラスが無いので炎を直接見て楽しむことができる。
・シンプルな構造なのでメンテナンスがし易い。
暖炉の設置工事

場所を取らないインテリアとして楽しむのなら暖炉もいいかもしれません 。

薪ストーブが良いのか暖炉の方が良いのか迷っている方は専門店に相談してみましょう。ライフスタイルに合った暖房器具を考えてくれるはずです。

【栃木県】

薪ストーブ博物館(フィンランドの森)

〒325-0303

栃木県那須郡那須町大字高久乙2730番地7

【福島県】

薪ストーブミュージアム

〒969-0401

福島県岩瀬郡鏡石町桜町225
岩瀬牧場フラワーガーデン内事務所棟となり