身の回りにある物が着火剤の代わりになるか実験シリーズです。
今回は、松ぼっくりを着火剤の代わりに使えるか実験してみました。
実験では薪ストーブを使用していますが、キャンプでもOKですね。
着火剤について
いつも私がおすすめしている着火剤はこちらです。薪ストーブやキャンプであると便利な着火剤です。
着火剤はどれぐらい燃焼が続くかが重要です。すぐ消えてしまう着火剤はなかなか薪に火が付きません。
このファイヤースターターは8分ぐらい燃焼するので、その間に確実に薪を着火させることができます。
松ぼっくりを着火剤として使うには、どれくらい燃焼するかが重要です。
前回はみかんの皮を着火剤にできるか実験をしました。
みかんの皮はすぐ火が消えてしまって、みかん6個分ぐらい用意しないと上手く着火しませんでした。
松ぼっくり拾いと乾燥
家の敷地内に落ちている松ぼっくりを拾いに行きます。
松ぼっくりは1年中拾う事はできますが、多く落ちている時期は11月~12月頃です。
松ぼっくり拾いをしたこの日は3月でした。いい感じに開いた松ぼっくりが落ちています。
松ぼっくりは乾燥すると開いてきます。着火剤として使うにはしっかりと乾燥させる必要があります。
6・7個拾ってきました。薪ストーブの周辺に松ぼっくりを置いて4日ほど乾燥させました。
松ぼっくりを着火
乾燥が終わったので着火させてみます。松ぼっくり以外の準備物はこちらです。
・チャッカマン・火ばさみ・細めの広葉樹の薪・細めの針葉樹の薪・薪ストーブ
※薪ストーブによっては針葉樹の薪を使用していけない機種もあります。
針葉樹を使う際は間違った方法で燃して薪ストーブ本体を壊す方が多いので注意しましょう。
薪ストーブ炉内の灰を処理して薪を組んで準備をします。
薪ストーブの灰処理方法はこちら
火ばさみで松ぼっくり一個を掴み、チャッカマンで火を付けます。
みかんの皮は量が少ないと火がすぐ消えてしまいますが、松ぼっくりは少し火持ちが良いですね。
松ぼっくり1個に付き30秒~40秒ぐらい火が燃えている感じです。
燃えている松ぼっくりを組んだ薪の中心に置き、2個目の松ぼっくりに火を移します。
2・3個松ぼっくりを追加し、細い針葉樹の薪を入れて炎を大きくしていきます。
薄っぺらい針葉樹をさらに追加して炎を大きくします。
ここまで火が付けば後は通常通りに燃やすだけですね。
薪ストーブの火の付け方・火の消し方についてはこちら
4~5個ぐらいの松ぼっくりだけで、みかんの皮よりも簡単に火が付くことができました。
松ぼっくりの着火剤まとめ
乾燥具合や大きさにもよりますが、今回の実験では松ぼっくり1個に付き30秒~40秒ぐらい火が燃えている感じでした。
その為、何個か松ぼっくりを用意しなければなりません。
今回は、薄くて細い針葉樹を使用したので松ぼっくり4個で着火することができました。
乾いた松ぼっくりを何個か用意すれば着火剤の代わりになりますね。
今回は薪ストーブを使用しましたが、もちろんキャンプで使う着火剤にもOKです。
松ぼっくりはキャンプの時に落ちている場合が多いので、着火剤の代わりに良いですね。
バーベキューコンロの着火時には便利だなと思いました。
松ぼっくりを拾って乾燥させるのが面倒な方、焚き付けに失敗したくない方は着火剤を使用しましょう。
薪ストーブは焚き付けに失敗すると無駄な煙が多く出てしまいます。
焚き付けに失敗して周りに迷惑にならないように薪ストーブを使用していきましょう。